Service Contractの略で、船社に一定量の積荷を保証した特定荷主に一定期間船社が割安なフレイト/サービスを提供する旨の契約のこと。
海上運送と航空運送を組み合わせて貨物を運送する方法である。例えば日本から米国西岸やシンガポール・バンコック等まで海上輸送し、そこから欧州・中南米等まで航空運送を行なう。
海上運送状のこと。貨物の受け取りや運送契約の締結を証した書類で、運送約款等は船荷証券(B/L)と同じであるが、引き換え文言が入っていないことから流通性はない。 B/Lの紛失回避や迅速な荷渡し等を行なうために利用されている。
スイスに本部をおく公的検査機関である。アフリカ向け等輸出では、輸入国でのインボイスバリュー減額による脱税を防止(適性課税価額算定)するために、輸入国政府がSGSに輸出地での国内価格(Home Market Price)のチェックを行なうために、貨物と書類との正当性の事前検査を依頼している。
船積み船荷証券。貨物が実際に特定の船に積み込まれたこと、およびその日付が記載されている船荷証券で、貨物積み込み後に船社より発行される。On-Board B/Lともいわれ、通常の貿易取引ではこのB/Lが原則になっている。“Received B/L”参照。
B/Lでは、Shipperは貨物の所有権者を意味するが、通常は荷送人のこと。
船積書類のこと。B/L・Invoice・Packing List等をさす。
船積指図書のこと。B/L作成時の明細が記載されている。
他の貨物と区別するためのマークで、メインマーク(荷受人の略称・揚地・梱包番号・原産地等)とサブマーク(取り扱い上の注意事項・品質・重量等)がある。
Siberia Land Bridgeの略。極東からボスティーヌ港まで海上輸送し、そこから旧ソ連のSiberia鉄道を利用して極東と欧州・中東を結ぶ複合一貫運送のこと。
Staleとは、「古臭い、気の抜けた」の意味で、 信用状統一規則では、L/Cでの取り決めがない場合には、 船積み(B/L発行日)後21日を過ぎたB/Lの 銀行買い取りは拒否される。
コンテナヤードでコンテナを移動するための重機で カニのように横向きで走る。
B/L面上のConsignee欄に、具体的な荷受人名が記載されているB/Lのこと。
B/Lは輸出港で輸出者に渡され、輸出者が輸入者に郵送する、その後輸入者はこのB/Lを船社代理店に持ち込むが、この手間を省くために輸出港において発行されたB/Lをそのまま船社に返却すれば輸入港ではB/Lがなくても貨物が受け取れる。このことをSURRENDER(元地回収)と言う。 日韓航路のように航海日数が短い航路ではB/Lより先に船が着いてしまうので、この方法をとればB/Lの入手を待つことなく貨物の引取りが可能になる。但しL/Cの場合は出来ない、またL/C以外で決済する場合には相手の信用度が低いと貨物だけ持っていかれて代金の回収が出来ないことがあるので注意を要する。””ACCOMPLISHED””とも表現される。
品質不良やカーゴダメージ等が発生した際の公的検査機関による検査(鑑定)結果をまとめたレポートのこと。
貨物をCFS(倉庫)等に搬入したり、在来船に船積み・船卸しする際に個数を数える(検数)こと。数える人間をTally Man・Checkerという。
貨物の検数業務を行なう検数人のこと。貨物の受け渡しの際に現状を確認しながらタリーシートを作成し、数の過不足やカーゴダメージ等が発見された場合は、後日の責任を明確化するためにタリーシートにその旨を記載する。
Technology Asset Protection Associationの略。警備の専門家やハイテク企業などのセキュリティ担当者が参画する非営利団体。世界規模になった犯罪組織による盗難被害やその他の安全に対する脅威に処置を施すべく設立された。その認証はA、B、Cの3段階の資格に分かれ、Aがもっとも高い基準。
Twenty Foot Equivalent Unitの略で、20’コンテナに換算した本数のことで、40’コンテナは2TEUとなる。
Terminal Handling Chargeの略で、ターミナル内や本船積み込み等にかかわるコンテナ取扱い費用。
2種以上の異なる運送業者によって貨物が最終仕向地まで運送される際に、積み替えごとに運送契約を締結する手数と費用を省くために、最初の運送業者によって全運送ルートをカバーするために発行されるB/Lのこと。
本船の航海日数のこと。
Trade Service Utilityの略。国際的な電子決済の共通基盤。国際貿易における契約書や決済関連書類を電子化し輸出側銀行と輸入側銀行間の決済を行う貿易金融システム。世界的な金融通信ネットワークを運営するSWIFTが2008年から運用している。
Telegraphic Transfer Buying Rate(電信買い相場)の略で、外貨資金の受け払いと為替資金の決済を電信指図で行なうもので、銀行側からみて為替を買う(顧客からみて為替を売る)場合をいう。
Telegraphic Transfer Selling Rate(電信売り相場)の略で、外貨資金の受け払いと為替資金の決済を電信指図で行なうもので、銀行側からみて為替を売る(顧客からみて為替を買う)場合をいう。
L/C(信用状)に関する当事者の権利、義務、解釈などを国際的な基準として統一した規則。1933年にICC(国際商業会議所)によって制定され、その後貿易環境の変化に応じて改定されている。UCP600はその最新版で2007年に改定されたバージョン。
貿易簡易化と電子ビジネスのための国連センター。商取引や貿易の促進を目的に設立された国連のEDIFACT(行政・商業・運輸のための電子データ交換)管理組織。XMLを用いた企業間電子商取引のための共通規格「ebXML」を策定した。
付加価値通信網。情報通信用語。一般的には通信回線提供業者から回線を賃借し(第二種電気通信業者)、その回線に装置や付随的サービスを付加すること。業界VANといわれるサービスは、特定の取引関係にあるいくつかの企業に対して、受発注データの交換などを提供するもの。
コンテナに貨物を詰めること。反対にバン出しすることはDe-vanningという。
War・Strike・Riot・Civil Commotionの略。貨物海上保険の引き受け条件のひとつで、戦争・ストライキ・暴動等に起因する損害のこと。
運送航路の両端の港ではなく、その途中に存在する港のこと。
世界貿易機関。関税および貿易に関する一般協定(GATT)が発展的に解消し、代わって1995年に発足した世界貿易の推進および問題解決のための機構。
Yen Appreciation Surchargeの略で、急激な円高による為替損失を補填するために東南アジア航路でCAFに替えて導入されている割り増し料金。